ライフ・オブ・パイ専用ザク格納庫

映画ライフオブパイの超長編ネタバレ/その他映画のレビュー/あと気がむいたときに羽生くんを応援

4月09日~4月20日のテヘペロ

次の中から最も“大したことない”ケガはどれか。
①自転車でコケた。
②自転車から墜ちた。
③自転車で転んだ。
④ダルマさんが転んだ。

③だとな~、大したこと無さすぎて、そんなくらいで病院くんなって言われそう。
担当医の先生も、「どうしました?」「自転車で転びました」というやりとりでは、生きているのがイヤになってしまうかも。

大袈裟に言えばいいってもんじゃないが、できるだけ正確に、と思うと、単に転びましたでは伝わらない。

羽生くんの演技中の写真で、フライング・キャメルスピンに入るとこ、あれほとんど空飛んでますよね? ミッション・インポッシブルみたいな。あの状態で、右顔面から着氷、もとい着地したと思ってくれ。痛ぇ。

もちろんご本人はそんなしょもない墜ち方はせーせんのだが私はするのである。現にしたわけだ。
いまだに何をどうすればああなるのかよくわからんが、膝から下は全く無傷。右体側(乳付近肋骨)打撲。右大腿部打撲、歩道と車道の段差に倒れこんで右腿をしたたかに打ちつけ、自転車押してなんとか帰宅したものの、その晩は右腿に漬物石でも仕込んだみたいに硬く腫れ上がり、まともに歩けなくなった。寝返りは論外、身じろぎ不可、咳くしゃみ厳禁。痛ぇ。

二日安静にして腫れがひいて病院に行ったら肋骨にひび入ってました。くっそ~スペアリブのくせにぃぃぃ ………無茶しやがって

ほんで、病院までの行き帰り、自転車に乗るのはまだ怖いので徒歩で、右左右左…と、均等に、リズミカルに脚を運んでいるぶんにはいいのだが、だんだんリズムが というがテンポ? が狂って、ぐらぐらするとてきめんに痛みが走る。痛めた右肋骨、上からしたまで。
修行中の禅僧みたいに、雑念が入ると“気”が乱れるみたいな、アスリートやバレリーナが軸を外す、軸が乱れるとか言うのはこういうことなのか。
軸なんてものが、自分にもあるとは思わなんだが、正中をはずした動き、崩れたバランスを立て直そうとして体幹にちょっとでも余計な力みか入るとダメなのだ。
何歩かにいっぺん、痛みで軸の存在を自覚する通院であった。痛ぇ。
軸ーーー! お前こんなところにいたのかー!!! みたいな。
生き別れの軸と想わぬ再会をはたし、その晩は酒を酌み交わしながら互いの身の上話に花が咲いたのであった。

だから、自転車で転んで膝小僧擦りむいちゃいましたぁテヘペロ という程度のケガでは無かったんでございます。

なんか、こう、自転車で転んだ、よりも、もうちょっと、実状に即した形容表現はないものか。
あ、あと左手小指、折れてました。しょぼ。

痛ぇよぉぉぉ。
でも羽生くんなら、こんな痛み ものともしないで、自己ベスト更新しちゃうんだろうなー それを思うと恥ずかしい。





令和一発目の貴い教訓:

フライング・キャメルスピンは顔から降りたらダメだ