ライフ・オブ・パイ専用ザク格納庫

映画ライフオブパイの超長編ネタバレ/その他映画のレビュー/あと気がむいたときに羽生くんを応援

カスタマーレビュー(本)

以前、紹介した 三原順先生の『夢の中悪夢の中』のAmazonカスタマーレビューですが、記憶で書いてしまって間違ってた部分があったので、ネカフェに行ったついでに訂正・追記してきました。

兄が5人とか父親不在とか、三原先生並びにファンの皆様ごめんなさい。

既にご存じの方もいらっしゃいましょうが、作中、ヒロインと彼氏が話題にしていた本は、エリ・ヴィーゼル著『夜・夜明け・昼』です。



三原順作品の背景にある数々の著作は『総特集 三原順 少女漫画界のはみだしっ子』にも紹介されているのですが、実際に読んでみると『夢の中…』だけではなくて、『はみだしっ子』にも、この三部作由来のシーンがたくさんあって、三原順ファンは必読だと思います。

(裁判の後、アンジーがグレアムを手伝って本の束を屋根裏に運ぶシーン。アンジーが持っている本にその著作名があります)


『夢の中…』では、彼氏がヒロインに、「第一部(夜)だけ読んで感想を言うと後悔する」と忠告しますけど、それはまるで、『ライフ・オブ・パイ』を「少年が動物と漂流するファンタジー」と誤解するのと同じなんです。

三部作を全部読んで初めて見えてくる真実。構成が同じ。
この三部作は アン・リー監督も絶対読んでます。
つか、ここから、あのとんでもない構成が生まれたに違いないと確信いたしました。

聖書と並行してエリ・ヴィーゼル読んでたから、パイレビューがこんなに遅れているんです。
ホントです。

それにアン・リー監督は日本の漫画かなり読み込んでると思うわ。台湾て昔から日本の漫画の海賊版が盛んなお国柄だもん。