ライフ・オブ・パイ専用ザク格納庫

映画ライフオブパイの超長編ネタバレ/その他映画のレビュー/あと気がむいたときに羽生くんを応援

誰も聞きたがってない婆さんの思い出話

注)ものすごくくだらない内容です。

前回、四年前の大雪画像upしてから、そー言えばこの頃はまだ羽生くんのファンになってなかったんだなー と思い出すことしきり

こんなにも走馬燈が花びら大回転だと余命いくばくもない気がしてきて、後代のために書き記しておこうかと。


あれは2013年の晩秋? 晩飯後 洗い物しながら、報ステのスポーツコーナーを観るとも無くつけっぱにしていたら、なんか病弱そうな線の細い選手が特集されてまして、喘息で苦しくて、息が出来なくて、このまま死んじゃうのかと思った とか暗い過去を語っていたのを記憶しています。
ただ、その時は洗い物しながらのテキトーな視聴だったので、私は喘息と肺炎と風邪をまぜこぜにしてしまって、あったかくしてればイイのになんで寒いとこでスケートやるんだろ みたいなさめた温度で。
ほんで、その…………私は、てっきり、この子はそういう『枠』で取り上げられた選手なんだと勘違いしてしまったのです。
ほら、よくあるでしょう? なんかしらの事情とかハンデやビハインドを背負って、仕事の合間に少ない時間をやりくりしてトレーニングしている市民アスリート とか、シングルマザーだけど周囲の協力に支えられて次の国際大会をめざしています的な。
スポーツってこんなに素晴らしい! 喘息だけど、僕 スケート頑張ってます!

………という。そういうポジションだと勝手に勘違い

あの時点では、私は羽生結弦という選手が、どれほど高い評価と実績を勝ち得てきたヒトなのか全然知らなかったんでございます

昔っからフィギュアスケートの中継観るのは好きで、伊藤みどり選手が三回転バンバン跳んでた頃から、ザッピング→あ、スケートやってる、観よ♪ な かんじの温度ぬるめな、それでも一応ファンのつもりでした。
けど、長らく遠ざかっていて赤丸急上昇のメダル候補の名前も知らなかったんだから、そんなんじゃ真のファンとは言えない!と叱られるかな。
人の為と書いて偽のファンですw



それから程なくして、また晩飯後の後片付けの最中に、今度はいきなりゲイリー・ムーアが聞こえてきて、なんで今時分 報ステゲイリー・ムーア? 何事!? とパニクったら、あっ、あの喘息の子じゃん、「はにゅう」という名字は印象に残っていた。まだまだボケとりゃせんぞぅ
二度目の邂逅で、羽生選手は『枠』とかじゃなくてガチのメダル候補なのだという子細は飲み込めたのだが、にしても、なんであんな若い子がゲイリー・ムーア???と謎は深まるばかり。
あの子絶対 誰か悪い大人に騙されたんだ。と思いました。当時は。
きっとコーチの趣味なのねー。とか


純正の羽生ファンにとっては、パリ散はまさに「羽生選手の曲」なのだと思いますが、横道から入ったオバサンには「ゲイリー・ムーアの曲」で、ほんっと〜にあの曲でオリンピックに出るつもりなのかと半信半疑。

だってさ〜、80年代に「将来、オリンピックでゲイリー・ムーアが流れる」って予言しても誰も信じなかったと思うの。

ちなみに私が持ってるパリ散の音源は、グレッグ・レイクがゲイリーと組んでツアーしてた時期のライブアルバム。グレッグがVo入れてるパリ散。

んで当日、
オリンピックの大舞台でゲイリー・ムーアが流れる異次元空間を見届けて歴史の証人になるのだ〜と意気込んでみたものの、睡魔に負けて熟睡。
なのに、明け方、羽生選手の滑走直前にバチッと目が覚め、あの新記録SPとキスクラでのガッツポーズをみることができました。
ごめんなさい。もう二度と あの喘息の子 なんて言わない。

あどけなく華奢に見えても鋼の細マッチョで荒ぶる若武者。
なるほど、これが若い世代の言うギャップ萌えというヤツか。
ゲイリー・ムーアのパリの散歩道でギャップ萌えに出会ってしまいましたよオバサンは。

とはいえなかなか素直になれない年頃なものですから、
「か、勘違いしないでよねっ ゲイリー・ムーアが聞きたかっただけなんだからねっ」
…………………………………<中略>…………………………………




で、現在に至る














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