追悼…
『リチャード・コーリー』
エドウィン・アーリントン・ロビンソン(1869-1935)
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リチャード・コーリーが街に出てくると、
ぼくら舗道を往き来する連中は、じっと見つめたものだ。
頭のてっぺんから足のつま先まで紳士そのもので、
ととのった細面、すらりと帝王のように痩せていた。
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身なりはいつも控え目で、
ことばはいつも人間味があった。
それでも「お早よう」と声をかけられると、
胸がどきどきし、歩く姿には後光がさしていた。
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それに彼は金持ちだった、―王様でさえ顔負けなほど―
物腰から何から、みごとに磨きがかかっていた。
つまり ああなりたい、あの人に取って代わりたいと
こっちに思わせる、あらゆるものを備えているように思われた。
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そうしてぼくらはせっせと働き、いつか光が差すのを待った。
肉なしで食事をすませ、まずいパンに毒づいた。
そうしてリチャード・コーリーは、ある静かな夏の夜、
うちへ帰って頭に弾丸をぶち込んだ。
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岩波文庫
「アメリカ名詩選」
ISBN4-00-323351-4
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『リチャード・コーリー』全文
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一応、魔除けに貼っとこう
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