瀕死のアンネ・フランク

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このブログは映画『ライフ・オブ・パイ』のレビューのためだけに立ち上げたもので、日記的な内容にする予定は全然無かったのだけれど、(魔の月 十二月によろめいて別のことを書いたりもしたけれど)、
ちょっとあまりにも哀しい光景なので、番外編ってことで、
パイレビュー完結してないのにごめんなさい。
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レビューの資料集めに図書館に行くたびに、死にかけのバラにが心が痛むのです。
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綺麗に咲いたアンネのバラ 画像はHPから拝借いたしました。
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【経緯】
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ご存じの方も多いと思いますが、杉並区や隣接地域の図書館で『アンネの日記』やホロコースト関連本が破られる事件が起きまして、杉並区では図書館の敷地内に「アンネのバラ」(品種名：スーヴニール・ドゥ・アンネ・フランク)を植えて、「恒久平和を願う姿勢」をアピールしています。
詳細はネットで「杉並区立中央図書館 アンネのバラ」で検索よろ
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植樹イベントの記事や、人々の願いを託した美しいバラが咲いています、と言ったプラスイメージの紹介が多いのですが、実体は哀しい。
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【実体は日陰】
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Ｈ２６年に植えられたバラ苗が、今年Ｈ２７年８月にこの有様。
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なんでこんな日当りの悪い木陰にバラを植えるんだ!?
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冬に撮った写真じゃないんですよ。
(落ち葉はマルチングで敷いてある)
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本来なら、青々と葉が茂っているはずの８月中旬に、枯れ葉と同化して見分けがつかない。
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杉並区立中央図書館の駐輪場から正面入口に向かう途中にあるのですが、利用者は、まさかココにバラ花壇があるとは気付かずに通り過ぎる。
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こんな立派な木々の間にバラ花壇を作ってしまったので
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木漏れ日しか射さない。
（枯れたバラの根元にガラケー置いて、頭上を撮りました。）
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朝８時のさわやかな木漏れ日。（人間にとっては）

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カラーコーンには燦々と朝日が降りそそぐが、バラ花壇は日陰という皮肉。
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この子は健気にも蕾をつけているが、かえって痛々しい。
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バラ栽培には、午前中の陽光で４時間以上の日照が最低条件なんです。
ほかにも、土質や施肥、病害虫対策や枝の手入れや、バラは何かと手のかかるお嬢さんなんですが、日当たりが悪かったら、どんなに手間暇かけてもすべては徒労に終わる。
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図書館で起こった事件の後処理だから、図書館にアンネのバラを植えることに意味がある、とお考えなのかもしれないけれど、枯らしてしまっては意味がない。
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中央図書館は緑豊かな森の中にあるような立地で、利用者の憩いの場所です。
けど、バラを植えられるような日照には恵まれていない。
それに図書館の職員さん達に、面倒なバラの手入れを押し付けるのは負担が大きすぎて無理です。
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お願いですから(誰にお願いすればいいのかわからないけれど)、この冬の休眠期に、日当たりのいい場所に植え替えてあげてください。
この件については、拡散希望です。
皆様のお力添えをいただきたいと思います。

いまから養生しても持ち直すかどうかわからないけど。
７本うえてあるうち、完全に枯れているのが１本、なんとか回復しそうなのが１本。
残りは、この秋を越せるかどうか…って感じです。
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だったら自分がやれよって反論されそうだけど（やっていいんならやりますけど）、
バラの手入れは、剪定や切り戻し、摘心、摘蕾、など、事情を知らない人が見たらバラを傷つけていると誤解される場合もあるので、部外者がうかつには手出しできないの。（通報されてしまう）
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なんとか、区から委託された専門の業者さんが、区の腕章とかつけて、バラの手入れや植え替えをしてくださらないかなぁと祈っております。
もう、図書館に行くたびに見るのがつらい
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